テクノロジーで持続可能な世界を実現するカリフォルニア(San Francisco)
あと25-35年で、全ての自動車からの地球温暖化ガスをゼロにする。
これは可能だろうか?カリフォルニア州はその目標達成に向けて、既に動き出している。
サンフランシスコ、ロスアンゼルス、サンディエゴ。カリフォルニアは非常に大きくそのイメージも様々だ。特にシリコンバレーにおけるIT企業の発展や、ハリウッドの華やかな生活のイメージが強いのではないだろうか。
実はカリフォルニアは環境問題にも積極的に取り組んでいる。その法律の厳しさは全米でもトップクラスだ。自動車メーカーは環境に優しい車を全体の一定割合売らないといけなかったり、施設も電気自動車の充電設備を備えないといけなかったりする。
また、人々の関心も高い。例えばこの州ではオーガニックの食べ物を見つける事は非常に簡単だ。
地産地消の概念も非常に強く、「健康に良い物をローカルの農家から購入しよう!」という動きはこの数十年でどんどん大きくなっている。
(オーガニックファームの店舗)
また、気づきにくいが公共バスもゼロエミッション!バイオマスエネルギーを使っている。(一部は電気自動車)
ちなみに、サンフランシスコの名物、路面バスも電気と重力で動いている。(何と下り坂では重力で動いているそう!!)
(二酸化炭素排出ゼロのバス)
建築だって、エコ。科学博物館は従来に比べて30-35%省エネ。
鉄鋼は100%リサイクルで、利用されている木材も持続可能な範囲で伐採されたもの。コンクリートも、従来は排気されていた灰が混ぜられている。窓も、断熱効果の高い材質を用い、また設置場所を多くする事で電球の代わりに太陽を用いている。
政府として力を入れているのはもちろん、多くのテクノロジー企業が新たな挑戦を続けているカリフォルニア。非常に楽しみです!!